鶴ヶ峰駅

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鶴ヶ峰駅(つるがみねえき)は、神奈川県横浜市旭区鶴ケ峰二丁目にある相模鉄道本線である。駅番号はSO09

概要[編集]

開業初期より各駅停車のみが停車する駅であったが、近年では各駅停車に加えて快速、通勤特急、通勤急行の停車駅となっている。

当駅は様々なメディア、資料にて「鶴峰駅」(「ヶ」を小書きする)[1]と「鶴峰駅」(「ケ」を小書きしない)[2]の2種類の表記が混在し、いわゆる表記揺れが生じている。なお、駅名看板や駅舎の表記は視認性やデザイン性を重視し、大文字の「ケ」を9割程度に縮小したものを使用している。

駅構造[編集]

相対式ホーム2面2線を持つ地上駅で、橋上駅舎を有する。

南口の再開発とともに、駅舎のバリアフリー設備対応工事によりエレベーターと階段部にエスカレーターが設置され、同時に再開発ビルへの連絡通路と店舗設置部分の増設工事も施工された。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 SO 本線 下り 大和海老名湘南台方面
2 上り 横浜方面・JR線直通新横浜 東急線直通 西谷のりかえ)方面

利用状況[編集]

2021年度の1日平均乗降人員47,661人である。他路線に接続のない相鉄単独駅の中では利用客数が最も多い。

近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下記の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[3]
年度 1日平均
乗降人員[4]
1日平均
乗車人員[5]
出典
1980年(昭和55年) 27,918
1981年(昭和56年) 28,236
1982年(昭和57年) 28,605
1983年(昭和58年) 28,932
1984年(昭和59年) 29,548
1985年(昭和60年) 30,055
1986年(昭和61年) 30,808
1987年(昭和62年) 31,281
1988年(昭和63年) 32,214
1989年(平成元年) 32,110
1990年(平成02年) 32,096
1991年(平成03年) 32,333
1992年(平成04年) 32,107
1993年(平成05年) 32,452
1994年(平成06年) 32,110
1995年(平成07年) 31,706 [6]
1996年(平成08年) 30,732
1997年(平成09年) 29,989
1998年(平成10年) 29,626 [* 1]
1999年(平成11年) 57,580 29,759 [* 2]
2000年(平成12年) 56,637 29,298 [* 2]
2001年(平成13年) 56,096 28,931 [* 3]
2002年(平成14年) 54,905 28,270 [* 4]
2003年(平成15年) 53,986 27,764 [* 5]
2004年(平成16年) 53,502 27,504 [* 6]
2005年(平成17年) 53,946 27,665 [* 7]
2006年(平成18年) 53,998 27,661 [* 8]
2007年(平成19年) 55,206 28,311 [* 9]
2008年(平成20年) 56,346 28,845 [* 10]
2009年(平成21年) 56,463 28,855 [* 11]
2010年(平成22年) 56,455 28,751 [* 12]
2011年(平成23年) 55,747 28,349 [* 13]
2012年(平成24年) 56,266 28,580 [* 14]
2013年(平成25年) 57,067 28,990 [* 15]
2014年(平成26年) 56,497 28,577 [* 16]
2015年(平成27年) 57,367 29,011 [* 17]
2016年(平成28年) 57,578 29,090 [* 18]
2017年(平成29年) 57,607 29,070 [* 19]
2018年(平成30年) 57,578 29,027 [* 20]
2019年(令和元年) 57,068 28,819 [* 21]
2020年(令和02年) 45,320 22,815 [* 22]
2021年(令和03年) 47,661 23,989

駅周辺[編集]

横浜市旭区の行政機関が集中しており、隣接駅の二俣川駅周辺と共に横浜市における主要な生活拠点(旧:副都心)に位置付けられている[7][8]。駅南口地区では横浜市が中心となり『ゆめはま2010計画』という位置付けで、マンションを中心とした29階建ての再開発ビルが建設された。ビルの商業テナント部分は「ココロット鶴ヶ峰」という名称で2007年9月6日に開業、ビルの2階と駅舎部が直結する構造となっている。また、当駅は高梨乳業本社・横浜工場の最寄り駅でもある。

神奈川大学附属中・高等学校神奈川県立保土ケ谷高等学校等の最寄り駅として指定されているため、通学の利用も多い。

北口と南口を車両で往来する方法としては主に駅傍にある踏切を渡るしかなく、鉄道の往来が多くなると遮断時間が長くなり「開かずの踏切」となる。これを解消するため、連続立体交差事業(地下化)の予定がある[9]

バス路線[編集]

最寄りの停留所は「鶴ヶ峰駅」(鶴ヶ峰バスターミナル)、「鶴ヶ峰駅北口」、「鶴ヶ峰駅南口」の3か所があり、横浜市交通局横浜市営バス)・神奈川中央交通(一部は神奈川中央交通東)・相鉄バスが運行する下記の路線バスが乗り入れている。ほとんどのバス路線は国道16号と橋梁で結ばれているバスターミナルを経由、あるいは起終点としているが、相鉄バス浜16・旭75系統のみ「鶴ヶ峰駅南口」停留所が起終点となりバスターミナルには乗り入れない。相鉄バス旭1系統はバスターミナルを出ると、「鶴ヶ峰駅北口」停留所、「鶴ヶ峰駅南口」停留所の順に経由する(鶴ヶ峰駅行きはその逆の順番)。

バスターミナルは一般車両、およびタクシー等の進入は禁止されている。橋梁は歩道も整備されているので、国道16号方面から鶴ヶ峰駅への徒歩アクセスのひとつとなっている。

鶴ヶ峰駅[編集]

駅から北西方向に約200m離れた「鶴ヶ峰バスターミナル」を発着する。下記では横浜市営バス・神奈川中央交通・神奈川中央交通東・相鉄バスをそれぞれ横浜市営・神奈中・神奈中東・相鉄と略して表記する。

  • 1番乗り場
  • 2番乗り場
  • 3番乗り場
    • 未使用
  • 4番乗り場
  • 5番乗り場
  • 6番乗り場
    • 5:今宿行(神奈中)
    • 115:今宿ハイツ循環/グリーンヒル上白根行(神奈中)
  • 7番乗り場
    • 旭11・旭15:中山駅行/西ひかりが丘行(相鉄)
  • 8番乗り場
    • 旭10・旭12:旭台行/よこはま動物園行(相鉄)
  • 9番乗り場
    • 5・旭10:よこはま動物園行/よこはま動物園北門行(神奈中・相鉄)

鶴ヶ峰駅北口[編集]

駅から約300mほど離れた場所を発着する。相鉄バスにより運行されている。

  • 旭1:二俣川駅南口行/鶴ヶ峰駅行

鶴ヶ峰駅南口[編集]

相鉄バスにより運行されている。

  • 旭1:二俣川駅南口行/鶴ヶ峰駅行
  • 旭75:くぬぎ台団地行/介護施設くぬぎ台行
  • 浜16星川駅

旧バスターミナル[編集]

鶴ヶ峰駅北口と旭区役所の中間地点(鎧橋の南側)に存在したバスターミナルで、利用客増加に伴う周辺道路の混雑と発着路線増加に伴い、1992年に現在のバス専用ターミナル(前述の鶴ヶ峰駅バス停)へ移転した。跡地は現在駐車場に整備されており、駐車場内に一部路線(鶴ヶ峰駅バス停行き)の鶴ヶ峰駅北口バス停として残されている。[10]

当時、旧バスターミナルは相鉄バスのみの発着であり、横浜市営バスと神奈川中央交通は現在の鶴ヶ峰本町バス停を鶴ヶ峰バス停として使用していた。このバス停に至る上りのバスのみが旧国道16号を経由しているのは、バス専用ターミナルがなかった当時はこのバス停付近にある鶴ヶ峰交差点を利用して国道16号方面に折り返す必要があったことの名残りである。

歴史[編集]

駅名の由来[編集]

駅所在地の地名「鶴ヶ峰」から。なお、鎌倉時代歴史書吾妻鏡』に登場する「鶴峯」は、この地域のことである。

連続立体交差事業[編集]

相模鉄道本線の鶴ヶ峰駅付近を中心に西谷駅から二俣川駅間にて、連続立体交差事業が2022年(令和4年)6月より進められている。事業主体は横浜市、事業名は「相模鉄道本線(鶴ヶ峰駅付近)連続立体交差事業」。事業完了は2033年(令和15年)度を予定している。[1]

路線データ[編集]

  • 起点:横浜市保土ヶ谷区西谷四丁目(西谷駅周辺)
  • 終点:横浜市旭区二俣川2丁目(二俣川駅周辺)
  • 延長:約3,240m(うち、地下式 約2,130m)
  • 構造形式:地下式、地表式

整備効果[編集]

その他[編集]

隣の駅[編集]

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相模鉄道
SO 本線
特急
通過
通勤特急(平日上りのみ運転)・通勤急行(平日上りのみ運転)・快速・各駅停車
西谷駅 (SO08) - 鶴ヶ峰駅 (SO09) - 二俣川駅 (SO10)

脚注[編集]

  1. 1.0 1.1 (2020-3-23) (仮称)相模鉄道本線(鶴ヶ峰駅付近)連続立体交差事業 日本語 横浜市 2020-3-23 arch. 2020-5-19 2020-5-19
  2. () 相模鉄道 鶴ケ峰駅 日本語 相模鉄道 [ arch. ] 2020-5-19
  3. 横浜市統計書 - 横浜市
  4. レポート - 関東交通広告協議会
  5. 神奈川県県勢要覧 - 神奈川県
  6. 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 - 26ページ
  7. 横浜市都市計画マスタープラン(全体構想)PDF 平成25年3月発行。編集・発行、横浜市都市整備局企画部企画課。
  8. 上大岡が副都心に選ばれた理由、そして副都心の定義とは?(はまれぽ.com 2012年8月19日)
  9. 9.0 9.1 9.2 (2022-01-25) 相模鉄道本線(鶴ヶ峰駅付近)連続立体交差事業の都市計画決定を行いました PDF 日本語 横浜市道路局建設課 arch. 2022-01-25 2022-01-25
  10. () 鶴ヶ峰で発見! 駐車場の中にポツンとある謎のバス停、なぜこんなことになってしまった? - はまれぽ.com 神奈川県の地域情報サイト [ arch. ]
  11. 『相鉄五十年史』1967年、102ページ
  12. 「第33回 全国都市緑化よこはまフェア」の公式テーマソングGReeeeNの「キミマツ」を列車接近メロディーに導入PDF (相鉄グループ 2017年3月23日)
  13. (2019-11-05) 直通運転開始により都心へのアクセスが向上 二俣川〜新宿最速44分 11月30日(土)相鉄線のダイヤ改正を実施 平日朝のラッシュ時間帯に通勤特急・通勤急行を導入 PDF 日本語 相模鉄道 arch. 2019-11-19 2019-11-30
  14. 14.0 14.1 (2021-10-18) 鶴ケ峰駅のホームドアの運用を開始します 日本語 相模鉄道 2021-10-18 arch. 2021-10-18 2021-10-18
  15. (2022-06-21) 相模鉄道本線(鶴ヶ峰駅付近)連続立体交差事業に着手します PDF 日本語 横浜市道路局建設課 arch. 2022-06-21 2022-06-21
  16. 旭区誕生40周年、旭ジャズまつり20回開催を記念して相鉄線4駅で「JAZZ」駅メロディを試験導入PDF  2009年7月17日、相模鉄道
  1. 平成12年 - 225ページ
  2. 2.0 2.1 平成13年PDF  - 227ページ
  3. 平成14年PDF  - 225ページ
  4. 平成15年PDF  - 225ページ
  5. 平成16年PDF  - 225ページ
  6. 平成17年PDF  - 227ページ
  7. 平成18年PDF  - 227ページ
  8. 平成19年PDF  - 229ページ
  9. 平成20年PDF  - 233ページ
  10. 平成21年PDF  - 243ページ
  11. 平成22年PDF  - 241ページ
  12. 平成23年PDF  - 241ページ
  13. 平成24年PDF  - 237ページ
  14. 平成25年PDF  - 239ページ
  15. 平成26年PDF  - 241ページ
  16. 平成27年PDF  - 241ページ
  17. 平成28年PDF  - 249ページ
  18. 平成29年PDF  - 241ページ
  19. 平成30年PDF  - 225ページ
  20. 令和元年PDF  - 225ページ
  21. 令和2年PDF  - 225ページ
  22. 令和3年PDF  - 217ページ

関連項目[編集]

外部リンク[編集]