谷口悟朗

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谷口 悟朗(たにぐち ごろう、1966年10月18日 - )は、愛知県出身の実力の伴っていないアニメーション監督演出家プロデューサー。現在、フリー。日本映画学校卒業。
主な作品としてスクライドガン×ソードコードギアス 反逆のルルーシュがある。
演出、絵コンテのみなら機動武闘伝Gガンダム勇者王ガオガイガーなどもある。
スクライド、ガンソまでは評価されていたものの、コードギアスにおいて見事にコケ、しかもインタビューにおいてギアスの信望者すら引くような発言を繰り返す。

人物[編集]

アニメを「娯楽」と考え、監督やアニメーターなどのスタッフを持ち上げて「クリエーター」・「アーティスト」と呼ぶ風潮に疑問を抱いており、観る者のことを第一に考えた作品作りを常に心がけるようにしている。
…といえば聞こえがいいが、要するに「アニメの特定の層にだけ媚を売る」という手法である。コードギアスにおいても、主人公ルルーシュを自己投影し、またルルーシュの信者層にだけ受けを狙ったかのごとく、ルルーシュ=正義、それ以外=ルルーシュの敵or手足 という図式を作り出してしまう。[1][2]
元は役者志望であったことから、声優への演技指導には精力的である。アフレコには毎回立ち会い、各声優にはアフレコ前に役作りのための演じるキャラクターのディテールを書いた用紙を渡したり、また役者陣に新鮮な気持ちで演技してもらうために作品の先の展開を明かさない等といった手法をよく用いている。
しかし、自分の満足いかない演技にも度々口を出し、そのたびに何度もやり直しを要求している。現に、コードギアスに置いても、当時声優業においてはまだまだ素人であった天子役のコハナこと松元環季などに対し、なんと50回も演技指導と称してリテイクを要求した。[3]
また、過去にガンダムSEEDのキラスクが嫌いだとも発言している。悪趣味にも、自身のアニメにキラとラクスを投影したかのようなキャラを出し、主人公によってフルボッコにさせている。[4]
さらに演出などのために放送を遅らせる事は珍しくない。ガン×ソードにおいては2クール目に入る前にガオガイガーFINALで穴埋めをしており、コードギアスにおいても1期最終回2話を遅らせて放送させた。
またコードギアスで特に顕著だったのが、劇中で一切語らない部分をコラムなどでやっと明らかにする、というものである。マリアンヌとアーニャの関係、キャラの心情などがそれに当たる。
結局コードギアスから「谷口作品」なる言葉が出るも、ガン×ソードなどのファンは「ひとまとめにするな」「ギアスで谷口のメッキは剥がれた」と否定的である。。[5]

経歴[編集]

日本映画学校在学時、掛須秀一よりJ.C.STAFFを紹介され入社。1989年制作のOVAである『アーシアン』で制作進行として参加。その後、制作デスクとなり『風魔の小次郎シリーズ』や『暗黒神伝承 武神』等を担当した後、J.C.STAFFを退社する。
J.C.STAFF退社後、いくつかの制作会社から仕事の声がかかっていたが、ことごとく断っていた。1991年放映のテレビアニメ『絶対無敵ライジンオー』に参加。当初は、設定制作だったが、後に同作品の総集編で初の演出を担当。その後「エルドランシリーズ」、「ガンダムシリーズ」、「勇者シリーズ」などの演出を手がけた後、1998年ONE PIECE 倒せ!海賊ギャンザック』で監督デビューをした。
演出家としてはサンライズ作品を多数手がけている。

大言壮語[編集]

谷口はインタビューにおいても、自身のコンプレックスなどにまみれた発言を繰り返している。
ロボより女体発言[1]
やればできるという谷口[2]
世界は自分に優しくない[3]
「快感原則」を忘れるな[4]
「お前は分かっていない」に負ける谷口[5]
これらを見ればわかるが、実写よりアニメのほうが演出が出来る(実際はそんなことは無い)、ドラマは単なるあて役だがアニメは違う(俳優、声優どちらも馬鹿にしてるとしか思えない発言)などなど、他にも多数ある。
ちなみに谷口はかつて実写監督になろうとして挫折し、アニメ監督になったという経緯がある。
また、「今はロボより女体表現の方が受けるんですよ!!」と、ロボアニメの監督とは到底思えない発言もしている。この発言のとおり、コードギアス2期では、夕方5時ということを忘れているとしか思えないような、狙いすぎてドン引きするようなきわどすぎる水着姿、バニーガール、裸体表現を多数いれ、挙句にはかつてSEEDで大問題になった、性的描写までいれる始末である。これに関してはファンも難色を示しており、「狙いすぎ」「気持ち悪い」「これおっぱいじゃなく膝だろ」と非難された。[6][7]
他にも明らかにガンダムを意識し、お禿様こと富野に大してのコンプレックスにまみれた発言もある。

これらの事柄から鑑みるに、氏の気風としては全体的に悪く言えばひねくれた、良く言えば「反骨」の姿勢があるといえる。[8]

ちなみに…[編集]

以上のような発言を繰り返し、インタビューなどで全面的に出るきっかけになったのはコードギアスである。
ではそのギアスの結果はどうなったのか。枠移動前の日5(土6)アニメと比べてみよう。
種の平均…6.14%(最高視聴率…8.0% 最低視聴率…4.6%)
鋼の平均…6.06%(最高視聴率…8.4% 最低視聴率…3.7%)
種死平均…5.39%(最高視聴率…8.2% 最低視聴率…3.9%)
血の平均…3.18%(最高視聴率…5.4% 最低視聴率…1.8%)
妖の平均…3.18%(最高視聴率…4.2% 最低視聴率…2.4%)
寺の平均…2.77%(最高視聴率…3.7% 最低視聴率…2.1%)
00の平均…4.85%(最高視聴率…6.1% 最低視聴率…3.8%)
R2の平均…2.45%(最高視聴率…3.3% 最低視聴率…1.4%)
これらはネタでもなんでもなく事実である。
土5という恵まれた時間帯でありながら、最高視聴率は3%台、最低視聴率はネタとしか思えない1.4%台である。ちなみにKID層(子供)の視聴率にいたっては途中で計測不能になるほど低かった。
土6→日5枠移動のきっかけになった血ことBLOOD+から寺こと地球へ…の3作品にすら、平均・最高・最低全てにおいて敗北している有様である。
ちなみに後番組である00SSは初回4.5%。枠移動の煽りはあったかもしれないが、決して枠は悪くないということである。
さらにグッズにいたってもプラモも全然売れず(但し元来玩具販売を前提にした作品ではないが)、ゲームもほとんどがワゴンセール送りとなっている。
DVDは右肩下がりで売れ行きが落ちており、最終的には初動で売り上げが1万枚以下になった(ちなみにR2の1巻の初動は2万6000本である。ただしこれも、10万本も出荷しているので爆死同然である。)
…但し、これに関してはプロデューサーの思想や作品への干渉といった共通の要素があり、必ずしも谷口氏のみの責任であるとは言いがたい向きもある。ここで重要なのは、むしろ前述のように散々『ガンダムSEED』を否定しておきながら、結局その元凶のプロデューサーに逆らえなかった[9][10]事である。

脚注[編集]

  1. その煽りを多く受けたのが、ライバル役であるスザクと、途中でルルーシュを裏切った扇である。両者ともルルーシュの信者により、声優まで粘着されるという有様。また、谷口は扇に関して「そういうキャラなので、ファンが叩いてくれて嬉しく思う」とまで発言した。
  2. ただし第二期『R2』のラストでそのルルーシュを殺して(正しくはライバルキャラのスザクに意図的に自分を殺させた)物語を終わらせている事から、後述の『ガンダムSEED』批判姿勢への「けじめ」を付けたかたちになっている事もまた事実といえる。
  3. これに関しては大御所・若本規夫もそうとう腹に据えかねていたらしく、放送終了後のインタビューで皮肉としか思えない、かなり痛烈な言葉を監督へのメッセージとして答えている。
  4. 具体的にいうと、ガン×ソードのミハエル(乗機サウダーデの演出にいたってはフリーダムそっくりである)、カギ爪の男(思想がにかより過ぎている)、コードギアスのユーフェミアである。
  5. 実際、それらのファンは「あれらの出来は全て脚本家のおかげ」ということにしている。
  6. KID層の視聴率が計測不能なまでに低下したのは、子供には話が全然理解できないというのもあるが、これらの描写のせいで見るのをやめたのではないかという話もある。
  7. さらにはギアスの次に監督を担当した鉄のラインバレルにおいても、露骨なまでの女体描写を数多く取り入れ(一応原作にもあるネタだが、あくまで小ネタ扱い程度の軽いもの)、アニメに期待していた原作ファンを激怒させた。…但し劇中において善良なアメリカの女軍人が主人公達の味方になってくれたり(しかも、主人公達をかばって犠牲になってしまうという最期を迎えている)、明らかに竹田氏(『コードギアス』のプロデューサー)に対する当て付けとしか言いようのない離れ業を為した事は、竹田氏の反米主義や担当作品への過剰な手出しといった裏事情を知っている一部のユーザーにおいてはそれなりに評価されている。ただし、これも見ようによっては上記のキラスク投影キャラを酷い扱いにするというモノと同じである
  8. 『コードギアス』においては概ねにおいてプロデューサーの思想に呑まれる結果となるも、のちの『鉄のラインバレル』の善良なアメリカの女軍人・ジュディを登場させ暗に彼を皮肉ったりもしている。
  9. 正しくはアニメ誌等ではプロデューサーの意向に逆らうような発言はしているものの、実際劇中においては第一期後半『血染め の ユフィ』においては結局プロデューサーの意向通りに日本人虐殺表現をしたり(正しくはヒロインのひとりにやらせている)、また『R2』においては中国の描写を前時代的にして中国共産党(共産主義)への直接的な描写を避けたりと、実質的にはプロデューサーに恭順の意を示したかたちとなっている。
  10. 前述のように谷口氏は『ガンダムSEED』を嫌ってはいるが、この作品の続編『DESTENY』において、スタッフ一同がプロデューサーの意向に反し、劇中において悪役(=アメリカ)的存在であった地球連合軍を途中でその真逆の中ソ(プロデューサーの好きな共産国家)へと仕立て上げ(なお、最終的には地球連合軍はザフトに敗れ壊滅している)、その結果、終盤における主役交代劇が起こる結果となった。