結婚詐欺

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結婚詐欺(けっこんさぎ)とは、代表的な詐欺のひとつ。アカサギともいう。

概要[編集]

結婚する意思がないにもかかわらず、結婚を餌にして異性に近づき、相手を騙して金品を巻き上げたり、返済の意志もないのに金品を借りたりし、異性の心身を弄ぶ行為。

代表的な手口として、「結婚前に清算しなければならない借金がある」、「結婚を機に独立するつもりなので開業資金が必要だ」、「株や先物取引で失敗して金が必要」などと偽り、多額の金品を騙し取る。また、これと同様にクレジットカードサラ金カードを相手に渡してしまい、多額の借金を背負ってしまう被害や金を渡した相手と連絡が取れなくなり、後で被害を受けたと発覚するケースがある。男性よりも女性が被害者になることが多い。日本や韓国の男性がアジア諸国の女性に国際結婚を持ちかけ、ビザ支給費用などの名目で金銭を騙し取る事件が発生しており、国際結婚詐欺を仲介するブローカーも存在しているという。

結婚詐欺の構成要件[編集]

刑法並びに民法上には「結婚詐欺」としての明確な規定は無いが、一般的な詐欺に該当するか否かが争点であり、他人を欺罔(ぎもう:人をあざむき、だますこと)して錯誤に陥れたのか否かが重要である。つまり、結婚の約束をしていたが、何らかの理由で結婚をしなかったというのは、当初は結婚する意図があったことから欺罔行為が存在せず、詐欺にはならない。また、いわゆるデートの際におごったというのは双方その楽しみを分かち合っているので、この程度では詐欺にはならない。プレゼントも一般にはなかなか詐欺とは言えず、それを相手が執拗に要求し続けた場合など、その頻度、金額などによって総合的に判断される。

詳しくは詐欺の項目を参照のこと。

関連項目[編集]