渡辺典子

提供: Yourpedia
移動: 案内検索

渡辺 典子(わたなべ のりこ、1965年7月22日 - )は、大分県大分市出身の女優。 株式会社キャストパワーに所属。血液型A型、身長153cm。

人物[編集]

1980年代薬師丸ひろ子原田知世と共に「角川三人娘」と呼ばれた。歌手としても出演作の主題歌などを歌い、オリコンベスト10入りを果たす。「優等生役」が多かった薬師丸や原田に対し、『積木くずし』の不良少女など汚れ役も演じた。2時間ドラマにも多く出演している。

来歴[編集]

1965年
福岡県北九州市八幡西区の病院にて誕生した。4歳上の姉がいる。2歳の時に建設省職員の父の転勤に伴い大野川中流域の大分県大分市に転居する。その後も9年間に三重町など大野川流域を2回転居して大分市に戻る。
1981年
第6回ホリプロタレントスカウトキャラバンの九州地区代表に選ばれ、決勝まで進出した(優勝者は堀ちえみ)。
1982年
4月、映画『伊賀忍法帖』のオーディションを兼ねた「角川映画大型新人女優募集」でも九州代表となり、応募総数57,480名から勝ち残った16名での本選(決勝)でグランプリを受賞し芸能界デビュー。ちなみに、特別賞は原田知世が受賞した。
1983年
10月に公開された映画積木くずし』で不良少女役のヒロインに抜擢された。
1984年
大分高等学校から日出女子学園高校に編入し卒業。
角川映画、初の主演映画『晴れ、ときどき殺人』が公開。
1985年
6月角川映画『結婚案内ミステリー』が公開。2010年現在、この作品が最後の主演劇場公開映画となっている。
1987年
映画彼のオートバイ・彼女の島』にて、第8回ヨコハマ映画祭助演女優賞を受賞。
1995年
プロ野球選手西岡洋と結婚、1女をもうけるが1998年に離婚している。
2010年
7月までの間に4作のテレビドラマに出演したが、所属事務所イイジマルームのサイトから「公式プロフィール」のページが削除された。
2011年
トゥフロント(てんちどう)に所属「公式プロフィール
10月、トゥフロント(てんちどう)のホームページから名前が削除された。
11月、株式会社キャストパワーに所属「公式プロフィール

移籍と解雇の繰り返し[編集]

かつては薬師丸ひろ子原田知世と共に「角川3人娘」と呼ばれ、近年では島田紳助の元愛人として報じられた渡辺典子。現在でも主演級のキャスティングが相次ぐ薬師丸や原田だが、対して渡辺は表舞台からほぼ姿を消してしまっている。一説では体調不良による休業期間に入っているとも言われるが、実情は少々違った。

渡辺は1982年、「角川映画大型新人女優募集」でグランプリを獲得。大分在住で当時16歳だった渡辺は、同年公開の映画『伊賀忍法帖』でデビュー。翌年の映画『積木くずし』では初主演を飾っている。やがて角川春樹事務所を離れると、さらに精力的にドラマ出演など仕事をこなしていったという。

「事務所移籍後、渡辺は年間30本を超えるドラマ出演をこなし、まさに1日の休みもなく仕事をしていました。しかし90年代初頭、移籍先の事務所に不満があったようで大手芸能プロへ移籍を画策したことが、デビュー時から渡辺をかわいがっていた“芸能界の実力者”の逆鱗に触れてしまったそうです」(民放関係者)

この一件のため、渡辺には仕事を干された時期も存在したという。またプライベートでは95年にプロ野球選手の西岡洋と結婚しているが、98年には離婚している。

「干されていた間も島田紳助や他の芸能プロ関係者の力を借り、大手事務所に移籍を画策していたこともありましたが、いずれも失敗に終わりました。一時期はホステスのような仕事もしていたようで、よほど仕事に恵まれなかったのでしょう」(週刊誌記者)

2000年代あたりからはさまざまな芸能プロを転々とし、テレビドラマの出演をこなしていた渡辺だったが、行く先々でトラブルとなり、移籍と解雇を繰り返してきていたという。「かつての栄光からか仕事を選り好みするようになり、事務所が取ってきた仕事もほとんど断っていた。とある週刊誌が渡辺にインタビューをオファーした際も『体調不良のため』断られてしまったそうですが、実際は本人がやる気を見せなかったからだったとか」(同)

2011年11月にはめでたく「キャストパワー」所属となった渡辺だが、同社でもやはり仕事を選ぶ傾向は変わっておらず、ほぼ“開店休業”状態が続いている。経歴や知名度から渡辺を所属させようとする芸能プロは後を絶たないようだが、オファーをことごとく蹴ってしまうような姿勢が強まりつつある現在、果たして渡辺が再起できる日は訪れるのだろうか?

主な出演[編集]

映画[編集]

  • 伊賀忍法帖(1982年12月18日公開、東映) - 篝火 / 右京太夫 / 鬼火 役(三役)
  • 積木くずし(1983年、東宝) - 主演・穂波由布子 役
  • 晴れ、ときどき殺人(1984年5月26日公開、東宝) - 主演・北里加奈子 役
  • いつか誰かが殺される(1984年、東宝) - 主演・守屋敦子 役
  • 結婚案内ミステリー(1985年6月15日公開、東宝) - 主演・寺沢紘子 役
  • 彼のオートバイ・彼女の島(1986年4月26日公開、東宝) - 沢田冬美 役
  • キャバレー(1986年4月26日公開) - ミドリ 役
  • 恐怖のヤッちゃん(1987年、東映) - 服部さち子 役
  • トットチャンネル(1987年8月1日公開、東宝) - 西里涼子 役
  • STAY GOLD(1988年) - 坪井志麻子 役
  • 人間の砂漠(1990年) - 望月良子 役
  • 星の降る日(1993年) - 有賀典子 役
  • わが愛の譜・滝廉太郎物語(1993年8月21日公開、東映) - 由比クメ 役
  • 仮面ライダーアギト PROJECT G4(2001年9月22日公開、東映) - 紗綾香の母 役
  • ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS(2003年12月13日公開、東宝)
  • 海猿 ウミザル(2004年6月12日公開、東宝) ‐ 園部美由紀 役
  • 椿山課長の七日間(2006年11月18日公開、松竹) - 椿山由紀 役
  • 赤い糸(2008年12月20日公開、松竹) - 竹宮幸子 役

テレビドラマ[編集]

オリジナルビデオ[編集]

  • コードネーム348 女刑事サシバ(1990年) - 羽生あすか 役
  • 銀玉命!銀次郎(1993年)
  • 特攻レディース 夜露死苦!(1994年)
  • 金なら返せん!(1994年) - 麗子 役
  • レイジー・コップ捜査はせん!(1995年)
  • 厄災仔寵(1996年)
  • ワル外伝(1997年)
  • ウルトラセブン1999最終章6部作 わたしは地球人(1999年) - ノンマルト
  • 戦うパチプロ集団 梁山泊2(2003年)
  • 鬼魄 二代目山口登 (GPミュージアムソフト、2006年)

舞台[編集]

  • アーバンクロウ(2000年) - 望月陽子 役
  • 尾張嫁入り物語(2002年) - 伊藤なつ 役
  • 風の砦(2002年)

その他のテレビ番組[編集]

ラジオ[編集]

  • FMシアター さびしぼっち(2002年)
  • ON THE WAY COMEDY ~道草(2006年)

CM[編集]

  • 角川文庫 日本語、いきいき。 - 「高校野球応援団編」「京都(大原女)編」(1982年)
  • au 家族割ワイドサポート「ゆきえは見た!!(ジュニア)編」(2005年)
  • 龍角散(2007年)

ディスコグラフィ[編集]

シングル[編集]

  • 「花の色」から「野ばらのレクイエム」まではコロムビアから、「ここちε」から「サラダ記念日」まではCBS・ソニーから発売。
  1. 花の色 (1984年1月1日) TBS系ドラマ『探偵物語』主題歌
    (c/w) 少年ケニヤ  映画『少年ケニヤ』主題歌
  2. 晴れ、ときどき殺人 (1984年4月21日) 映画『晴れ、ときどき殺人』主題歌
    (c/w) 星座の旅
  3. いつか誰かが… (1984年9月1日) 映画『いつか誰かが殺される』主題歌
    (c/w) more そして more   映画『いつか誰かが殺される』挿入歌
  4. カムイの剣 (1985年1月21日) 映画『カムイの剣』主題歌
    (c/w) あこがれ座
  5. 野ばらのレクイエム (1985年5月1日) 映画『結婚案内ミステリー』主題歌
    (c/w) 華やかなピリオド
  6. ここちε (1986年3月5日) ワコール「ここちε」CMソング
    (c/w) TOKYOサバンナ
  7. 火の鳥 (1986年11月1日) 映画『火の鳥 鳳凰編』主題歌
    (c/w) 涙で答えて  東鳩「ハーベスト」CMソング
  8. リタルダンド (1987年6月3日) 映画『恐怖のヤッちゃん』挿入歌
    (c/w) 仕返しロングシュート
  9. 空色のピアス (1987年12月9日) NHK『アニメ三銃士』イメージソング
    (c/w) あなたを知っている
  10. サラダ記念日 (1988年4月30日)
    (c/w) 八月の朝

アルバム[編集]

ビデオ[編集]

  • あこがれ座~NORIKO'85~ (1985年2月、コロムビア)

その他[編集]

写真集[編集]

外部リンク[編集]