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'''iPod shuffle'''(アイポッド シャッフル)は[[アップル インコーポレイテッド|アップル社]]の[[iPod]]シリーズの一つとして発売された [[デジタルオーディオプレーヤー]]である。
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<nowiki>'''iPod shuffle'''(アイポッド シャッフル)は[[アップル インコーポレイテッド|アップル社]]の[[iPod]]シリーズの一つとして発売された [[デジタルオーディオプレーヤー]]である。
  
 
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2018年12月17日 (月) 02:01時点における版

'''iPod shuffle'''(アイポッド シャッフル)は[[アップル インコーポレイテッド|アップル社]]の[[iPod]]シリーズの一つとして発売された [[デジタルオーディオプレーヤー]]である。 == 概要 == "すべて、偶然に任せよう。(Enjoy uncertainty.)" "Life is random." というキャッチフレーズと共に[[2005年]][[1月11日]]のMacworld Conference & Expoで発表された。[[ストレージ]]として[[ハードディスクドライブ]]ではなく[[フラッシュメモリ]]が採用された最初のiPodである。 '''転送された曲をシャッフルして聴く'''というコンセプトを前面に押し出している。また、通常の音楽プレイヤーのようにプレイリスト順に再生することも可能。情報表示用の画面が無いため「プレイヤー上で曲を細かく選んで聴く」というような使い方には向かない反面、本体が小型で駆動部の無いフラッシュメモリを採用しているため、ジョギングなどの運動をする際に利用するのに向いている。 == 歴代モデル == === 一覧 === {| class="wikitable" |- !世代 !画像 !容量 !colspan=2| 色 !発売日 <small>(価格改訂日)</small> !価格 <small>(円)</small> !再生時間 !サイズ <small>(mm)</small> !重量 |- !rowspan=6|1 |rowspan=6 align=center|[[ファイル:Ipod Shuffle rotated transparent.png|45px|第1世代 iPod shuffle]] |rowspan=2| 512 MB |colspan=2 rowspan=5| ホワイト |2005年1月11日 |style="text-align:right"|10,980 |rowspan=5| 最大12時間 |rowspan=5 style="text-align:center"| 24.9<br />×<br />83.8<br />×<br />8.3 |rowspan=5| 22g |- | 2006年2月7日 |style="text-align:right"|7,900 |- |rowspan=3| 1 GB | 2005年1月11日 |style="text-align:right"|16,980 |- | 2005年6月28日 |style="text-align:right"|14,980 |- | 2006年2月7日 |style="text-align:right"|11,900 |- |colspan="8"|本体にUSBコネクタが付いており、単体でUSB 2.0ポートに接続して曲の入れ替えや充電が可能。 |- !rowspan=6| 2 |rowspan=6 align=center|[[ファイル:IPod Shuffle Crop.jpg|85px|second generation iPod shuffle]] |rowspan=4|<br />1 GB<br /> |colspan=2| シルバー |2006年11月3日 |rowspan=3 style="text-align:right"|9,800 |rowspan=5| 最大12時間 |rowspan=5 style="text-align:center"| 41.2<br />×<br />27.3<br />×<br />10.5 |rowspan=5| 15g |- |colspan=2| グリーン<br /> ブルー<br /> ピンク<br /> オレンジ | 2007年1月30日 |- |rowspan=3| シルバー<br /> *グリーン<br /> *ブルー<br /> **レッド<br /> パープル | | 2007年9月5日 |- |rowspan=2|(新色に入替)<br /> シルバー<br /> ***グリーン<br /> ***ブルー<br /> **/***レッド<br /> ピンク |rowspan=2| 2008年2月26日 <br />(新色は2008年9月9日) |style="text-align:right"|5,800 |- | 2 GB |style="text-align:right"|7,800 |- |colspan="8"|付属品のDockを用いてUSB(2.0)ポートに接続して曲の入れ替えや充電を行う。<br />* 前バージョンよりも淡い。 ** {{Product Red}}製品。 ***前バージョンより鮮やか。 |- !rowspan="5"| 3 |rowspan="5"| [[ファイル:IPod shuffle 3G.png|85px]] |rowspan=1|4GB |colspan=2| シルバー<br />ブラック |2009年3月11日 |style="text-align:right"|8,800 |rowspan=4| 最大10時間 |rowspan=4 style="text-align:center"| 45.2<br />×<br />17.5<br />×<br />7.8 |rowspan=3| 10.7g |- |rowspan=1|2GB |colspan=2 rowspan=2| シルバー<br />ブラック<br />ピンク<br />ブルー<br />グリーン |rowspan=3|2009年9月10日 |style="text-align:right"|5,800 |- |rowspan=2|4GB |style="text-align:right"|7,800 |- |colspan=2| *光沢ステンレススティール |style="text-align:right"|9,800 |rowspan=1| 17.2g |- |colspan="8"|付属品の専用USBケーブルを用いてUSB 2.0ポートに接続して曲の入れ替えや充電を行う。<br />* Apple Store、Apple Online Storeでのみ販売。 |- !rowspan="4"| 4 |rowspan="4"| [[ファイル:IPod shuffle 4G silver.jpg|85px]] |rowspan=3|2GB |colspan=2 rowspan=2| シルバー<br />ブルー<br />グリーン<br />オレンジ<br />ピンク |2010年9月2日 |style="text-align:right"|4,800 |rowspan=3| 最大15時間 |rowspan=3 style="text-align:center"| 29.2<br />×<br />31.6<br />×<br />8.7 |rowspan=3| 12.5g |- | 2011年10月5日 |rowspan=2 style="text-align:right"|4,200<br>4,800 (2013.5) |- |colspan=2| シルバー<br />スレート<br />ブルー<br />グリーン<br />イエロー<br />パープル<br />ピンク<br />(PRODUCT) RED | 2012年9月12日 |- |colspan="8"|付属品の専用USBケーブルを用いてUSB 2.0ポートに接続して曲の入れ替えや充電を行う。<br />本体に第3世代で省かれた操作ボタンが復活。 |} === 第1世代 === [[ファイル:Ipod-shuffle-reverse.jpg|thumb|left|100px|iPod shuffle(第1世代)の裏側]]<!-- コモンズ画像利用 --> 2005年1月11日(日本時間1月12日)に開催された「Macworld San Francisco 2005」にて発表され、同日から販売が開始された。 [[iPod mini]]発売時に起こった品不足がまたしても起こり、発売後しばらくは『少数入荷しては即完売』が繰り返された。日本では一般店舗へ安定して品物を供給できるまでに発売から約3ヶ月程かかった。その影響で一時的に他社の製品の販売を押し上げる現象が起きた。{{要出典|date=2011年7月}} 512[[バイト (情報)|MB]]モデル(10,980円/$99)と1GBモデル(16,980円/$149)が用意された。その戦略的な価格設定から、今までデジタルオーディオプレイヤーに手を出していなかった、もしくは出せなかった層をもターゲットとしている。 他のiPodファミリーと違い、[[File Allocation Table#VFAT|VFAT]]をファイルシステムとして採用し、[[Hierarchical File System|HFS+]]形式でフォーマットしたものは、単なるUSBメモリとしての利用はできるが、音楽プレイヤーとしては利用できない。 本体色はホワイトのみ。他のiPodと違い液晶画面を持たず、[[クリックホイール]]に似た外観のコントロールパッドで操作する。 [[iTunes]]から音楽を転送する場合、iTunesが本体容量の範囲内で曲をランダムに選択する'''オートフィル'''機能で作成されたプレイリスト、あるいはユーザーが任意に作成したプレイリストに則った曲を転送する。 そして本体裏面のスライドスイッチでプレイリスト通りの順番か、シャッフル(ランダム)再生させるかのどちらか一方を選択して音楽を再生する。ただし、[[ギャップレス再生]]には対応していない。 重さは22gと非常に軽く、大きさは100円[[ライター]]とほぼ同じ程度。 [[パーソナルコンピュータ|PC]]とは[[IEEE 1394|FireWire]]ではなく[[USB2.0]]で接続する。本体下部にUSBコネクタが設けられており、ドックなどを介さずに直接PCのUSBポートへ接続できる。 転送速度はUSB1.1よりも若干速い程度である。 本体の容量は、コネクタの金属部分に印字された文字で判別することができる。 [[リチウムイオン二次電池]]を内蔵しており、電池の消耗度は裏側のバッテリーチェッカーボタンを押して[[発光ダイオード|LED]]の色で確認でき、消耗具合により'''緑>黄>赤'''と色が変わっていく。 USB端子に接続すれば充電が始まり、約4時間で完全充電される。 連続再生時間は約12時間。別売で、単4[[乾電池]]2本使用、最長で約20時間分延長される専用バッテリーパックが用意されている。 乾電池使用時のバッテリーチェッカーボタン表示は緑の点滅となる。 [[ファイル:Ipod-shuffle-usb-connector.jpg|thumb|right|200px|USB コネクタが見えるようにキャップを取り外した第1世代 iPod shuffle]]<!-- コモンズ画像利用 --> iPod shuffleは[[USBメモリ]]としての機能も併せ持ち、「ディスクとして使用する」オプションの設定によってUSBメモリ機能を使用するかどうかを切り替えられる。オンにした場合は、iTunesの設定画面でスライダーを使って音楽再生用メモリ領域とデータ格納用領域のそれぞれの容量比率を自由に変えられる。 また、音楽ファイルを必ずしもiTunesが管理するiPod_Controlディレクトリにいれる必要は無く、USBストレージ上の任意の場所に音楽ファイルを置いて再生用データベースを作成するソフトウェア<ref>[http://shuffle-db.sourceforge.net/ shuffle-db]</ref>も存在する。 日本では前年のiPod mini同様に2005年度[[グッドデザイン賞]]ベスト15に選出され、金賞を受賞した。 [[2005年]][[6月28日]]、1GBモデルが14,980円に値下げされた後、[[2006年]][[2月7日]]に[[iPod nano]]の1GBモデルが発売された事に伴って1GBモデルは再値下げされて11,900円に、512MBモデルは7,900円に値下げされた。 === 第2世代 === [[File:IPod Shuffle (第2世代).jpg|thumb|iPod shuffle (第2世代)]] 2006年[[9月12日]]、アップルは大幅な小型軽量化を実現した新iPod shuffleを発表した。本体サイズは第1世代の半分ほどの41.2×27.3×10.5mm、重量は15g。筐体は酸化被膜処理された[[アルミニウム]]。本体にクリップが一体化されたデザインで、簡単に衣服等に取り付けられる。連続再生時間は12時間。 当初10月中の発売とアナウンスされていたが、販売開始は2006年[[11月3日]]からとなった。オンラインアップルストアで予約注文していた一部のユーザーには[[11月1日]]に商品が配送された。 容量は当初は1GBの1モデルのみ、本体カラーはシルバー。価格は9,800円($79)。 再生・選曲などを行うコントロールパッドは第1世代と同様だが、第1世代では1つのスイッチで「電源OFF・プレイリスト順再生・シャッフル再生」を切り替えていたものが、第2世代では「電源OFF・電源ON」と「プレイリスト順再生・シャッフル再生」という2つのスイッチになった。前モデルで本体にあったUSBコネクタが無くなったため、イヤホン端子をUSBコネクタに変換する専用のDockを介してUSB端子に接続し、充電や曲の追加を行なう。このDockは第1世代にあった'''iPod shuffle Dock'''とは別物で、イヤホン端子に差し込むプラグはUSBと同じ極数の4極となっている。また第1世代とは形状が全く異なるため、第1世代用アクセサリはそのほとんどが使用できない。 [[2007年]][[1月30日]]([[太平洋標準時|PST]])には、追加カラーとして、ピンク、グリーン、ブルー、オレンジが発表され、翌日[[1月31日]]に販売された。 [[2007年]][[9月5日]]([[太平洋標準時|PST]])にカラーバリエーションがシルバー、グリーン(従来より淡い)、ブルー(従来より淡い)、パープル、{{Product Red}}に置き換えられた。 [[2008年]][[2月19日]]([[太平洋標準時|PST]])に値下げが行われ、5,800円になった。また、2GBモデルも発表。価格は7,800円 [[2008年]][[9月9日]]([[太平洋標準時|PST]])にカラーバリエーションがシルバー、グリーン(従来よりも鮮やか)、ブルー(従来よりも鮮やか)、ピンク(再登場だが以前と色合いは異なる)、{{Product Red}}(従来よりも鮮やか)に置き換えられた。 === 第3世代 === [[ファイル:IPod shuffle 3G.JPG|thumb|第3世代のパッケージ]] [[File:IPod shuffle USB connecter.jpg|thumb|第3世代iPod shuffleと専用USBケーブル]] [[2009年]][[3月11日]]、アップルは第2世代iPod shuffleより小型軽量化した第3世代iPod shuffleを発表した。本体サイズは17.5×45.2×7.8mmで、重量は10.7g。第2世代と同様に本体とクリップが一体化したデザインで、衣服等に取り付けることができる。連続再生時間は10時間。容量は4GB、日本円で8,800円。本体カラーはシルバーとブラックの2色。 本体にはコントロールパッドがなく、電源オンオフ/モード切り替え兼用のスイッチがあるのみである。付属のイヤホン(Apple Earphones with Remote)や対応するイヤホンのリモコンで操作を行う。曲名やプレイリストを人工音声で読み上げる「VoiceOver」機能を搭載した。また、これまでのiPod shuffleでは出来なかったプレイリストの切り替えに対応し、オートフィルは廃止された。 イヤホン端子とUSBコネクタを兼用する構造は前モデルと同じだが、Dockではなく専用USBケーブルを介してパソコンのUSB端子に接続して、曲の入れ替えや充電を行う。ケーブルの長さは45mmと短い。この専用USBケーブルは第2世代とは互換性がない。 2009年[[9月10日]]には第3世代の新色が発表。ピンク・ブルー・グリーンの3色と、AppleStore限定のステンレス仕様モデルが追加された。新たに2GBモデルもラインナップに加わり、2GBが5800円、4GBが7800円(ステンレスモデルは4GBのみで9800円)となった。 === 第4世代 === [[ファイル:IPod shuffle 4G silver.jpg|thumb|iPod shuffle(第4世代)シルバー]] [[2010年]][[9月2日]]、第6世代iPod nano・第4世代iPod touchと同時に発表された。2GBモデルのみの販売で価格は4,800円。 第2世代まで好評だった「ボタン操作」、第3世代で好評だった「VoiceOver+プレイリスト対応」をミックスする事がコンセプトとされた。 1枚のアルミニウムから削りだして製造された筺体になり、本体のボタンが復活している。これにより前世代と比べ若干サイズが大きくなったものの、市販のヘッドホン、イヤホンを使用することが再び可能になった。また、別売イヤホン(Apple Earphones with Remote)を使用してリモコン操作もできる。再生時間も15時間となり、歴代のiPod shuffleシリーズで最長。 プレイリストの切り替えや「VoiceOver」は第3世代から引き続き対応している他、新たにiPod shuffleとしては初めて「Genius」にも対応。カラーバリエーションは光沢のあるシルバー・ブルー・グリーン・オレンジ・ピンクの5色。 [[2011年]][[10月5日]]に価格が4,200円に引き下げられた。機能やカラーバリエーションに変更は無い。 [[2012年]][[9月13日]]にカラーを一新。スレートとパープルを追加し、オレンジをイエローに変更。 スレート、シルバー、パープル、ピンク、イエロー、グリーン、ブルーの7色と、Apple Store限定の(PRODUCT) REDとなった。また、表面は従来モデルと比較してマットな質感になっており、裏面のAppleロゴの色も変更になっている。 その他スペックは変更なし。 [[2013年]][[5月31日]]に、日本市場での値段が4,800円に改訂された<ref name="weekly_ascii_130531">[http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/147/147361/ アップルがiPadを最大1.3万円ひっそり値上げ 比較表で見る新旧価格(追記)] - 週アスPLUS 2013年5月31日</ref>。値上げ理由は、NHKなどの取材で「円安ドル高による改訂」としている<ref>{{Cite news |title=アップル 円安でiPadなど値上げ |url=http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130531/t10014974711000.html |date=2013-05-31 |newspaper=NHKニュース |publisher=日本放送協会 |accessdate=2013-06-02 |archiveurl=http://megalodon.jp/2013-0602-2300-14/www3.nhk.or.jp/news/html/20130531/t10014974711000.html |archivedate=2013-06-02}}</ref>。アメリカ市場では値段は据え置かれている<ref name="J-CAST20130531">[http://www.j-cast.com/2013/05/31176349.html 円安でiPadなど最大1万6000円値上げ 「駆け込み需要」で売り切れも続出] - J-CASTニュース 2013年5月31日</ref>。 == 純正アクセサリ == === 第1世代専用 === ; iPod shuffle Armband(3,400円) : shuffleを腕に装着する。軽い運動用。 ; iPod shuffle Dock(3,400円) : 本来、shuffleは直接USBポートに挿してPCとの同期や充電を行うが、本製品ではshuffleを縦して充電などを行える。iPodシリーズ共通の電源アダプタと接続しての充電も可能。 ; iPod shuffle スポーツケース(3,400円) : 水滴、ほこり、振動からshuffleを保護する。ネックストラップのようにもできて、ケースに入れたままでもコントロールパッドの操作は可能。 ; iPod shuffle External Battery Pack(3,400円) : 単4乾電池2本を用いて再生時間を約20時間延長できる。 ; iPod shuffle Lanyard and Caps(2,200円) : 標準添付されているストラップ型キャップ1個と普通のキャップ3個のセット。 === 第2世代専用 === ; iPod shuffle Dock (2006)(3,400円) : 第2世代専用のDock。iPod shuffle商品パッケージの同梱物と同じもの。iPodシリーズ共通の電源アダプタと繋いで充電可能。 == サードパーティー製アクセサリ == 他の iPod 同様にケースなどの他、第1世代 iPod shuffleをiPod Dock コネクタへ接続するためのアダプタや、 第2世代 iPod shuffle を、USB 端子へ "iPod shuffle Dock (2006)" なしに接続するためのアダプタが各社から販売されている。 == 関連項目 == * [[アップル インコーポレイテッド]] * [[iTunes]] * [[iPod]] * [[iPod mini]] * [[iPod nano]] * [[iPod管理ソフト]] == 外部リンク == * [http://www.apple.com/jp/ipodshuffle/ Apple - iPod shuffle] [[Category:iPod]]