「都営バス船28系統」の版間の差分

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 もともとは141系統、そして新小24系統と名乗っていた。道路開通にあわせたのか、京成と手を組み、篠崎方面へ進出。東新小岩4から京葉交差点までは往復ともに同一経路だが、そこから先は京葉道路・篠崎・宮下・今井・今井街道を経由して京葉交差点に至るという大きなループ状経路であった。もともと篠崎地域は小岩へバスが頻繁に出ており、今井・一之江・今井街道からなら、新小岩・亀戸方面に大量にバスが出ていた。この系統が生まれたのは、新たな需要創出や、エリア拡大の目論見があったのかもしれない。もっともやる気は今ひとつで、開通当初から本数はそんなに多くない。
 
 もともとは141系統、そして新小24系統と名乗っていた。道路開通にあわせたのか、京成と手を組み、篠崎方面へ進出。東新小岩4から京葉交差点までは往復ともに同一経路だが、そこから先は京葉道路・篠崎・宮下・今井・今井街道を経由して京葉交差点に至るという大きなループ状経路であった。もともと篠崎地域は小岩へバスが頻繁に出ており、今井・一之江・今井街道からなら、新小岩・亀戸方面に大量にバスが出ていた。この系統が生まれたのは、新たな需要創出や、エリア拡大の目論見があったのかもしれない。もっともやる気は今ひとつで、開通当初から本数はそんなに多くない。
  
 そしてこの系統は悲しいことに、最初からかなりの不採算路線であった。昭和50年にはさっそく他の都営バスがバンバン走っている京葉交差点~松江~今井間を切り捨てて、都営単独路線となる。しかしそれでも赤字は垂れ流し状態で、営業係数は100以上ある系統の中でも、毎年ビリ近くが指定席。都営新宿線の延伸を機に、現在の京成バスの独占エリアとなっている篠崎~今井間も切り捨て、篠崎駅発着となったものの、相変わらず順位は好転しなかった。結局ローカル輸送の特化ということで、新小岩方面はあきらめたのか平成8年に西一之江から先、京葉道路を通らずに南下して船堀駅発着とし、船28と改番した。ここまで改編すると、元の路線の面影はほとんどないといってよいだろう。花火輸送などで、篠崎駅側の営業権を残すために運行しているといった観が強い。
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 そしてこの系統は悲しいことに、最初からかなりの不採算路線であった。昭和50年にはさっそく他の都営バスが数多く走っている京葉交差点~松江~今井間を切り捨てて、都営単独路線となる。しかしそれでも赤字は垂れ流し状態で、営業係数は100以上ある系統の中でも、毎年ビリ近くが指定席。都営新宿線の延伸を機に、現在の京成バスの独占エリアとなっている篠崎~今井間も切り捨て、篠崎駅発着となったものの、相変わらず順位は好転しなかった。結局ローカル輸送の特化ということで、新小岩方面はあきらめたのか平成8年に西一之江から先、京葉道路を通らずに南下して船堀駅発着とし、船28と改番した。ここまで改編すると、元の路線の面影はほとんどないといってよいだろう。花火輸送などで、篠崎駅側の営業権を残すために運行しているといった観が強い。
  
 
東小松川車庫
 
東小松川車庫

2009年10月6日 (火) 17:08時点における最新版

船28系統一覧 甲 篠崎駅~一之江橋西詰~松江6~船堀駅 6.530km 出入 船堀駅~東小松川車庫  

本線の始終発時刻 船堀駅発 篠崎駅発

回数・速度   本 運転間隔 所要時間 表定速度 平日 土曜 休日

変遷 系統 施行日 所管 距離 概要 141  S43. 4.10 江戸川 18.348km 東新小岩4~新小岩駅北口~京葉交差点~春江小学校~篠崎町~本州製紙前~ 宮下~今井~松江~京葉交差点~新小岩駅北口~東新小岩4が開通、京成と相互乗入 141  S44.10.20 今井 18.348km 今井支所へ移管 新小24 S50.11. 2 今井 11.860km 東新小岩4~新小岩駅北口~京葉交差点~春江小学校~篠崎町~本州製紙前~ 宮下~今井に短縮、相互乗入を廃止 新小24 S58. 2. 1 今井 11.910km 東新小岩4操車所付近で一部経路変更 新小24 S61. 9.14 今井 7.730/ 7.960km 新宿線篠崎開業により篠崎駅~本州製紙前~今井を短縮 新小24 S62. 5. 5 臨海 7.730/ 7.960km 今井支所・江戸川営業所を臨海営業所へ新設統合、臨海へ移管 新小24 H 9.10. 1 臨海 7.960km 篠崎駅付近で経路変更 船28  H10. 3.30 臨海 6.530km 篠崎駅~一之江橋西詰~松江6~船堀駅に変更短縮、船28とする 船28 H1まったりのんびり  もともとは141系統、そして新小24系統と名乗っていた。道路開通にあわせたのか、京成と手を組み、篠崎方面へ進出。東新小岩4から京葉交差点までは往復ともに同一経路だが、そこから先は京葉道路・篠崎・宮下・今井・今井街道を経由して京葉交差点に至るという大きなループ状経路であった。もともと篠崎地域は小岩へバスが頻繁に出ており、今井・一之江・今井街道からなら、新小岩・亀戸方面に大量にバスが出ていた。この系統が生まれたのは、新たな需要創出や、エリア拡大の目論見があったのかもしれない。もっともやる気は今ひとつで、開通当初から本数はそんなに多くない。

 そしてこの系統は悲しいことに、最初からかなりの不採算路線であった。昭和50年にはさっそく他の都営バスが数多く走っている京葉交差点~松江~今井間を切り捨てて、都営単独路線となる。しかしそれでも赤字は垂れ流し状態で、営業係数は100以上ある系統の中でも、毎年ビリ近くが指定席。都営新宿線の延伸を機に、現在の京成バスの独占エリアとなっている篠崎~今井間も切り捨て、篠崎駅発着となったものの、相変わらず順位は好転しなかった。結局ローカル輸送の特化ということで、新小岩方面はあきらめたのか平成8年に西一之江から先、京葉道路を通らずに南下して船堀駅発着とし、船28と改番した。ここまで改編すると、元の路線の面影はほとんどないといってよいだろう。花火輸送などで、篠崎駅側の営業権を残すために運行しているといった観が強い。

東小松川車庫  船堀駅を出て、船堀街道を北に進むこと数百m。左手に道路脇にフェンスで仕切られたグラウンドが見えるが、その奥にあるのが東小松川分駐所である。給油施設もある小ぶりだが立派な車庫であり、臨海営業所の直属で主に新小21・錦25・船28を担当している。かつては船堀駅のすぐそばにかつての江戸川営業所の跡地を利用した船堀分駐所が存在したが、土地を有効活用するために平成のはじめに現地に移転した。  みんくるガイドや車内の路線図を見ると、この車庫の存在は無視され、路線は何もないかのように見える。しかし実際は車庫の前に「東小松川車庫」という停留所があり、船堀駅~東小松川車庫の出入庫をメインとして、東小松川車庫→京葉交差点→錦糸町駅という錦25の変り種出庫や、これまた路線図からまったく無視されている東小松川車庫~一之江駅(→新小29)という出入庫が存在する。  ちなみに、この船堀駅~東小松川車庫は歩いても10分程度という短さである。入庫は船堀一丁目という途中停留所があるものの、出庫に至っては船堀駅までノンストップである。交通局の路線の中でも最短である五反田駅~御殿山ヒルズ(→反96)と争える短さではないかと思うが、どうだろうか。

6. 4. 1 臨海 6.530km はとバスに運行を委託