国民の生活が第一

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'''国民の生活が第一'''(こくみんのせいかつがだいいち)は、かつて存在した[[政党#日本における政党|日本の政党]]。略称は'''生活'''、'''LF'''。 == 概要 == [[2012年]]([[平成]]24年)[[6月26日]]に[[衆議院]]で採決された消費税増税法案に反対し、[[民主党 (日本 1998-)|民主党]]に離党届を提出中の衆議院議員37人([[加藤学 (政治家)|加藤学]]を除く36人が同年[[7月9日]]付で除籍)および同党を離党した[[参議院]]議員12人、計49人により[[7月11日]]に結成された。 主要3つの政策として「いのち」と「暮らし」と「地域再生」をキーワードに、「[[消費税]]増税の廃止」、「[[脱原発|原発ゼロ]]」、「[[地域主義|地域が主役の社会]]」を挙げていた。また、[[党議拘束]]を否定している点が特徴だった。 [[第46回衆議院議員総選挙]]を目前とする[[11月27日]]に「脱原発」「反増税」「反TPP」「地方分権」勢力(第三極)の結集を目的として、[[嘉田由紀子]]滋賀県知事が結党した[[日本未来の党]]へ合流した。 === 名称 === 党名は、一般の人からも党名案の候補が出され350を超える候補が寄せられたが、代表に就任予定であった[[小沢一郎]]の判断で「国民の生活が第一」が提案され、決定された。この「国民の生活が第一」は、民主党が[[2007年]](平成19年)の[[第21回参議院議員通常選挙]]および[[2009年]](平成21年)の[[第45回衆議院議員総選挙]]で使用したスローガンと同一である。 [[2012年]](平成24年)[[7月13日]]、英語名称を「People's Life First」、英語略称を「LF」に決定したと発表。また、[[7月17日]]、次期衆議院議員選挙の比例代表で用いる略称を「生活」とすることを[[中央選挙管理会]]に届け出た。 == 党史 == === 結党 === 結党に先がけ、[[2012年]](平成24年)[[7月4日]]に[[院内会派]]として衆議院では「国民の生活が第一・無所属の歩」、参議院では「国民の生活が第一」を届け出たが、翌日の[[7月5日]]には衆議院についても「国民の生活が第一」に改めた。議会内での会派略称は「生活」。 同年[[7月11日]]18時より結党大会が[[憲政記念館]]で開催され政党名が公表された。結党時の所属議員は一年生議員が半数以上を占めており、衆議院は民主党・[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]に次ぐ第3党、参議院は民主・自民・[[公明党]]に次ぐ第4党であった。同年[[7月12日]]に[[新党きづな]]と衆議院で統一会派を結成。衆議院での会派名を「国民の生活が第一・きづな」とした。 新聞各社の世論調査では支持率2~4%で「期待度は低い」と書かれたが、ヤフーの政治投票サイト「みんなの政治」では支持率が40%を超えていると報道された。 *尚、ネット調査では消費税増税を行った民主党の支持率 3%台と大きく別れた。 === 地方へのひろがり === 公に地方[[首長]]や[[地方議員]]を抱えていないが、[[達増拓也]][[岩手県知事]]は、「生活」の結党の趣旨に賛同すると記者会見で表明して、所属していた民主党を離党した。また、[[岩手県議会]]で民主党を離党した県議会議員10人も、「生活」の結党の趣旨に賛同して、新会派「希望・みらいフォーラム」を2012年7月26日に結成している。この会派の規模は民主、自民に次ぐ第3党である。また、[[千葉県議会]]の県議1人は、同党の結党に同調し、新会派「生活が第一」を2012年[[7月20日]]に結成している。2012年[[8月1日]]には[[栃木県議会]]で[[山岡賢次]]衆議院議員の直系で民主党会派を離脱した県議2人が新会派「県民第一の会」を結成した。 === 新党きづなが合流 === 2012年(平成24年)10月以降、衆議院議員[[渡辺義彦]]と[[三輪信昭]]が[[新党きづな]]を離党して国民の生活が第一に入党した。 同年[[11月14日]]、国民の生活が第一代表として小沢一郎が初めて[[党首討論]]に立った。しかし、その前に党首討論では[[野田佳彦]][[内閣総理大臣|首相]]が[[安倍晋三]][[自民党総裁]]との討論において、野田首相が期日を明言して[[衆議院解散]]について明言したため、小沢一郎の党首討論参加はメディアであまり取り上げられなかった。 早期の衆議院解散が確実視される政局になったことをうけ、翌11月14日に[[新党きづな]]の合流が発表され、翌[[11月15日|15日]]に合流した。 === 日本未来の党へ合流のため解党 === 2012年(平成24年)12月16日の[[第46回衆議院議員総選挙]]の執行を控え、[[脱原発]]を目指す勢力の結集の必要があるとして、11月27日に[[嘉田由紀子]]滋賀県知事が結党する[[日本未来の党]]に合流するために解党することを決定。それに先駆けて、嘉田は「卒原発」「脱増税」の政策を掲げる[[日本未来の党]]の結党を正式に表明した。なお党そのものは総選挙が終了するまで便宜的に存続しており、12月10日には党代表が小沢一郎から[[主浜了]]へと交代した。 国民の生活が第一に残っていた[[石田三示]]が総選挙に立候補せず、前議員の資格を失ったため、[[第46回衆議院議員総選挙]]終了後の[[12月16日]]に政治資金規正法に基づく政党でなくなり、解党した。12月18日には[[政治資金団体]]の国民生活会議が「政治資金規正法に基づく政治資金団体になるべき団体としての指定の取消しの届出」を提出している。党に残っていた主浜ら参議院議員4人は日本未来の党に合流した。 その後、日本未来の党は小沢派と代表の嘉田との間で考え方の違いが生じ、嘉田側が同党を離党。代表も国民の生活が第一に所属していた[[森裕子]]に交代して「[[生活の党]]」へと党名変更した。。 == 役職 == === 役員 === 2012年(平成24年)[[7月11日]]より。 {| class="wikitable" !colspan="2"|代表 |[[小沢一郎]] |- !colspan="2"|代表代行 |[[山岡賢次]] |- !colspan="2"|副代表 |[[広野允士]] |- !colspan="2"|幹事長 |[[東祥三]] |- !rowspan="3"|幹事長代行 !(政策担当) |[[牧義夫]] |- !(国会担当) |[[樋高剛]] |- !(参議院担当) |[[森裕子]] |- !colspan="2"|国会対策委員長 |[[鈴木克昌]] |- !colspan="2"|選挙対策委員長 |小沢一郎 |- !colspan="2"|財務委員長 |[[佐藤公治]] |- !colspan="2"|総務委員長 |[[岡島一正]] |- !colspan="2"|広報委員長 |[[青木愛 (政治家)|青木愛]] |- !colspan="2"|組織・団体委員長 |[[小宮山泰子]] |- !colspan="2"|衆議院議員会長 |[[熊谷貞俊]] |- !colspan="2"|参議院議員会長 |広野允士 |- !colspan="2"|参議院幹事長 |森裕子 |- !colspan="2"|参議院国対委員長 |[[主浜了]] |- !colspan="2"|参議院政審会長 |[[中村哲治]] |} なお2012年12月10日に党代表が小沢一郎から[[主濱了]]へ変更したことを総務省へ届け出ているが、あくまで形式的な措置のためここでは事実を記すに留める。 == 党勢 == === 衆議院 === {| class="wikitable" !選挙!!当選/候補者!!定数!!備考 |- |2012年(平成24年)7月11日(結党時)||37/-||style="text-align:right"|480||民主党からの離党で結成。 |- |2012年(平成24年)11月15日(新党きづな合流時)||46/-||style="text-align:right"|480||新党きづなと合流。 |} === 参議院 === {| class="wikitable" !選挙!!当選/候補者!!定数!!備考 |- |2012年(平成24年)7月11日(結党時)||12/-||style="text-align:right"|242||民主党からの離党で結成 |} === 所属国会議員 === [[国民の生活が第一国会議員一覧]]参照 === 地方政治 === * 地方首長:0人 ** [[達増拓也]][[岩手県知事一覧|岩手県知事]]は「生活」の結党について、支持を表明している。 * 地方議員:0人 ** [[岩手県議会]]の会派「希望・みらいフォーラム」(10人、岩手県議会第3勢力)は「生活」の結党について、支持を表明している。 ** [[千葉県議会]]の大川忠夫県議は「生活」の結党に同調して、新会派「生活が第一」を結成した。 ** [[栃木県議会]]で[[山岡賢次]]衆議院議員の直系の県議2人が民主党会派を離脱して新会派「県民第一の会」を結成した。 == 訴訟 == === 岩手県連所属議員らの政治資金移転問題 === 民主党を離党し同党に移籍した議員のうち、同党[[岩手県]]連所属の[[菊池長右ェ門]]・衆議院議員と[[佐々木順一]]・岩手県議の2人が、民主党岩手県連が管理していた資金を、民主党に無断で各々の資金管理団体に移していたことが発覚。民主党岩手県連は2012年(平成24年)[[10月11日]]に、この2名の議員を相手取る形で、約4,950万円の[[損害賠償]]の支払いを求め[[盛岡地方裁判所]]に提訴し、現在係争中である。 == 関連項目 == * [[減税日本]] * [[新しい政策研究会]] * [[生活の党]] - [[日本未来の党]]が改称する形で、旧国民の生活が第一の議員により成立した政党。 == 外部リンク == * [http://www.seikatsu1.jp/index.php 国民の生活が第一 公式サイト] * [http://www.youtube.com/channel/UCtArbGeq9sEdJi9EU9cOavA 国民の生活が第一チャンネル] - 公式[[YouTube]]チャンネル * {{Facebook|daiichi.seikatsu|Daiichi Seikatsu}} {{国民の生活が第一}} {{小沢一郎}} {{デフォルトソート:こくみんのせいかつかたいいち}} [[Category:国民の生活が第一|*]] [[Category:かつて存在した日本の政党]] [[Category:岩手県の政治]] [[Category:2012年の日本]]